FXトップページ > その7 「知ってる?FXに影響を与えたあの事件」
■サブプライム問題とは
最近、頻繁に議論されているのが、サブプライムローンの問題です。
アメリカの低所得者層向けの住宅ローン問題に端を発した、このサブプライムローン問題が、今や世界規模の未曾有の経済危機をもたらしています。
これほどの社会問題になるまで、日本人には聞き慣れない言葉であったサブプライムローン問題、そもそもいったいどういう問題なのでしょう。
サブプライムローンという言葉は、「サブプライム」と「ローン」という2つの言葉がくっついてできた物です。
ローンはすでにご存知のように、住宅ローンや自動車ローンなどの、ローン一般を指します。
そして、サブプライムとは、低所得や破産歴などのために信用度の低くなっている一般市民のことです。
その市民層を、サブプライム層と呼び、アメリカ人全体の25%を占めていると言われています。
ちなみに、サブプライム層に入らない、つまり信用度が平均以上の層をプライム層と呼びます。
つまり、サブプライムローンとは、これらのサブプライム層に対して行われるローン、特にアメリカで右肩上がりの市場であった住宅市場向けの住宅ローンのことです。
サブプライム層は、信用度が低いため、日本と同様、普通の銀行などでは住宅ローンを組ませてもらえません。
そこで、サブプライム層という普通のローンが組めない人たちにお金を融資する専門業者が登場し、普通のローンよりも高い金利で融資したのです。
貸し手側としては、ハイリスクな層に融資をしているので、その分高い金利を取らないと割に合わないということが、高金利の名目なようです。
日本で言えばサラ金のようなものと言ってもいいのかもしれません。
そして、サブプライムローンが問題化してきた原因には、住宅ローン延滞率の上昇にあります。
一体なぜ延滞が増えたのかというと、理由はいくつかありますが、まずはアメリカの金利上昇があります。
アメリカの政策金利は2004年から2006年半ばまでずっと引き上げられてきましたが、そうなると当然ローンの金利も上がり、返済が困難になります。
もう1つの主な原因は、アメリカの不動産価格の頭打ちです。
不動産価格が上昇すれば、購入した住宅を担保にして別の低金利ローンに借り替えることも可能ですが、不動産価格の停滞でそれも難しくなっています。
こうしてサブプライムローンは、業界にとってだんだんと不良債権化していったのです。
そして、焦げついたサブプライムローンは、ローン会社を直撃し、そしてそのローン会社に融資していた会社に影響を及ぼし、そして次にその親会社に飛び火し、といった具合に雪だるま式に広がりをみせました。
これがサブプライムローン問題の始まりです。
■サブプライム問題がFXに与えた影響
サブプライム問題が、FXにいったいどういう影響を与えたのでしょうか。
おそらくアメリカ経済は、通貨安誘導によってある程度のインフレ経済とすることで、この問題を処理していくものと思われます。
世界的な金余りもあり、極端なインフレになるリスクもないような感じもあり、3%程度のインフレで推移すれば、3年から5年でこの問題が解決できるという予測もあります。
では、これが実際にFXに与えた影響ですが、先に述べた通貨安誘導が大きなカギとなります。通貨安=ドル安、つまり極端な円高になる、ということです。
実際、2008年3月の時点で、前年同期比で約15円の円高となっています。
FXにおいて、15円といえばとんでもない値動きです。
ある日本の大手自動車メーカーは、円高が1円進むと350億円の損失と言われていますから、その影響の大きさは計りしれません。
個人投資家で、レバレッジを効かせてドルを買っていた人の中には、一瞬でコツコツと儲けた分がなくなった人もいます。
まだまだ、その余波は広がりをみせるといわれているサブプライム問題ですので、今後もその動向から目が離せません。
逆に言うと、今は市場の動向を見極めることで、大きな利益を生み出すチャンスの時期とも言えます。

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